「金風吹玉管」は「秋風が玉の笛を吹き鳴らす」との意味
今日の禅語は「金風吹玉管」(きんぷうぎょくかんをふく)
「金風」は秋風のこと。
「玉管」は玉でつくった笛のこと。
意味は「秋風が清らかに玉の笛を奏でているよう。
味わいのある美しい音色で秋の気配を感じます。
しかし、いったい誰がこの曲の素晴らしさを
聞きわけてくれるのでしょうか。
その本質を理解できるのでしょうか。
黄檗禅師の教えはどんなものかと問われた僧が、その答えとして言われた禅語です。
後句に「~那箇是知音」がつき、秋風に吹き鳴らされる玉の笛の響きのような説法を聞き分けて、悟りに近づくことができる人物が今の世にいるだろうかの意味になりました。
秋の茶席によく用いられます。
秋は色では金色、白色。
詩人で、北原白秋という名前の方がいました。
最近よく飲むビールは金麦。麦の色が黄金色に輝くからでしょう。
風で揺れる黄金色の稲穂のことを「穂波」とも呼びます。
日本語の美しさを感じます。
ちなみに、グーグルの画像検索で一番最初に出てきた穂波はこちら
いやいや、稲穂の波打つ様を見せたかったのですが・・・・苦笑
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